薪には大きく分けて「広葉樹」と「針葉樹」があるのは、みなさんご存知ですよね?
(わかりませーん!という方は、こちらのページをお読みください!)

薪の種類

針葉樹の薪といえば、軽いのでナイフで割ることができたり、フェザースティックなどの加工も簡単。火が付きやすいので焚き火の最初の焚き付けとして重宝しますよね。

そんな針葉樹の薪は、キャンプ場やホームセンター等でも手に入りやすいのですが、メヤマキの針葉樹薪「目屋の燈火」はやっぱりこだわって作っていますので、今回はそのこだわりを解説します。

こだわり① 樹種は「スギ(杉)」!

青森で手に入る針葉樹は、圧倒的にスギが多いです(ほかにマツやヒバなどもありますが、少ないです)。なぜなら、青森県の人工林、つまり人が植えて育てた森林は、大半がスギ林だからです。で、この人工林がちょっといま問題なのです…。

こだわり② 「間伐材」である!

「間伐材」。聞いたことがある人も多いかと思います。
戦後に植えられたスギなどの人工林は、大きく育てる途中で適切に「間引き」をしないとヒョロヒョロのままで太く育たない、という特性があります。この「間引き」で発生する木材を「間伐材」というのですが、間伐材は売っても価格が安く、運び出す経費が出せなかったり、そもそも間伐さえされずに放置されていることが多いというのが、日本の人工林の現状です。間伐されずに放置された森林は、水を貯えたり地面を保持する力が弱く、土砂崩れの原因になったりするなど、問題が多くあります。

間伐れされていない人工林(写真:林野庁HPより)
適切に間伐された豊かな人工林(写真:林野庁HPより)


そのため「間伐材を従来よりも価値をつけて買って使おう!」「それによって間伐を進めて森林を良い状態に保とう!」という目的で、メヤマキではそういった間伐材を針葉樹薪の原料にしています。

スギ間伐材の丸太

こだわり③ しっかり乾燥!

どんな薪でもそうですが、ちゃんと乾燥されていないと、火がつきにくかったり煙がモクモク出たりしてしまいます。とくに針葉樹の薪は、木を柱などの建築材に加工する際の端材を「薪」として提供している場合も多く、十分な乾燥期間を経ていないものもあったりします。

メヤマキは最初から燃やす薪にする目的で木を加工していますので、すべての薪が必ず適切な期間屋外で乾燥され、水分が十分に減ったものだけを出荷しています。

結論 メヤマキの針葉樹薪は、少々高いけど森林の維持・育成に役立っている!

自然の恵みである薪の利用を通じて地域の森林を良くしていきたい、これがメヤマキの原点であり存在意義だと思っています。

ちゃんと原料を適切な価格で買っているので、いわゆる「安い薪」とは値段差が生じてしまいます。でも、そんな軽くても我々の想いがぎっしり詰まった針葉樹薪「目屋の燈火」を、ぜひご利用ください!

針葉樹薪「目屋の燈火」は、単品では長さ18cm程度の「ミニマキ」として、

https://meyamaki.theshop.jp/items/31398054

セットとしては長さ35cm程度の一般サイズでもご提供しています。

https://meyamaki.theshop.jp/items/31398375