朝晩が涼しい季節になってきました。
ご自宅に薪ストーブをお持ちの方は、早くストーブで薪を焚きたくてウズウズしているのではないかと思います。
薪ストーブを使うのにあたって一番悩ましいこと、それは
薪の調達
ですよね。
そこで今回は薪ストーブを使う場合の「薪の調達方法」にはどんなものがあるのか、メリットデメリットと一緒に見ていきたいと思います。
- ※ここで言う「薪ストーブ」は住宅や施設等に設置する薪ストーブを念頭に置いています。キャンプ等で使う小型の薪ストーブに関しては、基本的にはスポットでキャンプ用の薪を買うのと同じ考え方になりますので、こちらの記事を参照下さい。
1.自分でつくる
薪ストーブの醍醐味はこれでしょ!
という人も多いと思います。
自分で汗水たらして割った薪を使う、薪ストーブライフの最大の悦びと言っても過言ではないでしょう。
割るための原木(丸太)を自ら調達できる場合は、一番コストのかからない方法ですね。
とくにワンシーズン通してストーブを使う場合は消費する薪もかなりの量になりますので、全量を購入するよりはいくらかでも自分でつくるほうが支出面では現実的だと思います。
ただし、やはり割るための時間と労力、乾かすための薪棚のスペースが必要になりますので、それらの余裕のある人でないと難しいという面はあります。
それと同時に今度は「原木(丸太)をどう調達するか」という問題も生じます。これはこれで色々な調達方法が考えられますので、ここでは割愛します(ググればいろいろ出てくると思います)
2.地元の薪屋から買う
間違いなく、あなたの住んでる地域にも「薪屋」はあります。
ふつうはトラック等に薪を積んで、比較的大きな単位(何百キロとか、何立方メートルとか)で販売してくれるでしょう。ワンシーズン分まとめて買うお客さんが多いと思います。
価格設定は薪屋によってまちまちだとは思いますが、この後紹介する方法と比べれば、まとめ買いで比較的リーズナブルに買えると思います。
ただし、「薪屋はあるけど、予約や既存客で手いっぱいで買えない」という状況はけっこう各地であるようです。すぐには生産量を増やせなかったり、原木が仕入れにくくなっているという事情もあります。
加えて、トラックでの配送にも人手がかかるため、配送先が遠いとなると断られてしまうこともあるでしょう。
薪屋さんも限られた時間と人員でやっているところも多いため、そういった場合でも切にご理解をいただきたいと思います。(「『どうして出せないんだ!?』とお客さんから怒られるんですよ…」という薪屋さんの声を幾度となく聞いたことがありますので…)
3.ホームセンターで買う
郊外の大きめのホームセンターでしたら、平パレットに300kg程度の薪が載った状態で販売していることがあります。
ホームセンター側としっかり契約している商品ですから、ある程度信頼できるものを買えるという安心感はありますね。
全国的な価格相場はわかりませんが、薪屋から直接買うよりは、やはりホームセンターのマージンや流通経費がかかるので若干割高なのではないでしょうか。
買った場合は配送をお願いするか、自分でトラックを借りて持ち帰る必要もあります。
また店頭在庫も通常は多くありませんので、どのくらいの量を購入できるのかはお店で確認してください。
いずれにしてもワンシーズン分買うというよりは、足りない分や使う量が少ない人向けのような気はします。
4.ネット通販で買う
いまや買えないものはないネット通販。薪を売っているショッピングサイトは大手通販サイトから個々の薪屋が運営しているネットショップまで、様々あります。
この場合は、宅配業者による配送となりますので、基本はダンボール単位での販売の場合が多く、配送単位は大きくても20kg~30kgと小さくなります(一部は輸送用パレットでの配送にも対応しているところがあります)。
必然的に輸送コストが割高になりますので、これまでご紹介してきた調達方法の中では最も割高になるでしょう。ワンシーズン分全量をネットで買うことは稀です。
薪の使用量の比較的少ない人、すなわち週末だけ使う場合や施設・別荘等で使う場合で少しずつ買い足していくようなケースでは、必要な時に好みの量を調達できるネット通販はいいかもしれません。
また、シーズン終盤で「薪が足らない!」という場合にも補充のためにネットで買う人は多いように思います。
ネット通販全般に言えることですが、実物を見ることができなかったり販売者とコミュニケーションが取りづらかったりするので、初めてのショップから買う場合はクオリティがわからないという心配があります。そういう場合はそのショップの口コミ評価を参考にしたり、そもそも商品説明をしっかり丁寧に掲載しているかなどで信頼できるショップかどうかを判断しましょう。
ネット通販で薪を購入する場合に気をつけたいことについては、こちらの記事にまとめてあります。
以上4つの薪の調達方法を見てみました。
いずれもメリットデメリットがありますので、ご自分の薪ストーブ活用スタイルに合わせて最適な調達方法を選んでくださいね。
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