キャンプ・アウトドア専門誌BE-PAL(ビーパル)の7月号には、特別付録としてCHUMS(チャムス)とコラボした焚き火台がついています。
発売初日からSNS界隈では大きな話題になり、売り切れ続出、「見つからないよー」という悲鳴が多く聞こえてきます。
私は幸運にも、近くのコンビニに置いてあるのを見つけましたので、即買いしました!
さっそく家に帰ったら仕事そっちのけで組み立てます。
…いや、これも立派な仕事!!
サイズ感の確認
「ソロ用焚き火台」と銘打っていることもあり、また雑誌の付録ですから、実際かなり小さいです。普通の薪は入りませんね。
「普通の薪は入らない」とはどういうことか?
つまり「ソロキャンプ専用薪なら入る」ということに他なりません!!(ドヤあ)
そうこなくっちゃ、メヤマキのソロキャンプ・ミニ焚き火台用のミニサイズ薪を並べてみました。
ミニサイズ薪がバランスよく収まりました。1本か、かなり細いものがあればなんとか2本入るか、というところ。
薪を燃やしてみる
その小ささゆえ、ビーパル誌面では「小枝や松ぼっくりを燃やすのに最適!」的な感じで書いてあります。
でも、正直小枝や松ぼっくりではすぐに燃え尽きてしまって、焚き火をゆっくり楽しむという感じにはならないですよね。そこでメヤマキのミニサイズ薪がどのくらい燃えるのかも含めて検証してみましょう。
焚き付けである程度火を起こしたところで、ミニサイズ広葉樹薪「白神の炎」を投入!結構火は(焚き火台の割りに)大きく上がります。
なかなかしっかり燃えるなあ。我ながらいい薪だ。
と思っていたところで、しばらくすると…
なんだか火が弱まってきました。
消えそう…
これはいかん!ということで慌てて火吹き棒で火の勢いを復活!
そしてしばらくするとまた火が弱まり、火吹き棒でフーフーして復活!これを何回か繰り返す羽目に。
(火吹き棒で「ボッ」と再燃するのもまた面白いですけどね)
そうこうしながら結局広葉樹薪1本で30分以上は燃えたところでほぼ燃え尽きて熾火になりました。
なぜ火が弱まったのか
構造的に、底板は穴が開いておらず、側板も空気を下から取り込む形にはなっていないため、焚き火台のなかで空気の流れがうまくおきなかったのかなあと思います。箱型や筒形の焚き火台の場合は、いかに上昇気流(薪ストーブ業界では「ドラフト」と言います)をつくれるかが重要です。
付録ですし、小枝や松ぼっくりが燃やせればいいや、ってかんじでそこまで計算はされていないのかもしれません。
とはいえあれだけ側面に穴が空いているので、空気が入らないこともないだろう、とも思います。ひょっとしたら燃やしてみた当時、ほぼ無風状態だったことも影響しているかもしれません。
底の高さを二段階に調整できるので(今回は下側にセットしましたが)、上側にセットすればもう少し下からの空気の流れが期待できそうな気もします。
時間を見つけてもう一度チャレンジしてみようと思います。
火って難しい!!