はじめまして。
西目屋薪エネルギー株式会社の代表の虎澤です。
当社のオフィシャルWEBサイトをご覧いただきありがとうございます。
このブログで私からは、なぜ私が西目屋村で薪づくりをしているのかについて、何回かに分けてお話ししたいと思います。
私の西目屋村との出会いは2014年でした。
実は私自身は最初、青森県とは何の縁もゆかりもなく、はじめて足を踏み入れた青森県で訪れたのが西目屋村でした。
お仕事として「木質バイオマスエネルギーの利用可能性調査」のために訪れたのですが、木質バイオマスとはなんぞや、ということについてはまた別の機会に。
新幹線でと在来線を乗り継いで弘前駅に降り立ち、そこから車で向かいます。
弘前市は「弘前城のさくら」が有名なそこそこ大きな地方都市です。
繁華街から市街地を抜けてリンゴ畑や田んぼが広がる郊外を30分くらい走ったところで、「そろそろ山っぽくなってくるかなー」と思った矢先。『ようこそ西目屋村へ!』という看板。
そしてすぐに役場などのある集落に到着しました。
青森県で一番人口の少ない村と聞いていた私は、とんでもなく山奥の秘境の村を想像していたのですが、「あれ、もう着いたんだ」という感覚で若干拍子抜けでした。
そんなかんじで弘前市とのアクセスが良いため生活にはあまり不便がなく、それでいて大自然に囲まれた静かな環境があるので、都会からやってきた私にとっても馴染みやすい場所でした。
そしてなんといっても最初の印象的な景色は、岩木山。
「津軽富士」とも呼ばれる美しい稜線を描く独立峰です。
弘前から西目屋まではずっと岩木山を横に眺めながらのドライブで、私は何とも言えないこの山の姿に心を奪われました。
そしてそれ以降、数えきれないくらい何度もこの村に通うことになります。