薪のある暮らし
01
癒しの時間
Time of rest and relaxation
日常の世界を離れキャンプ場など非日常の世界に身を置けば、ストレスが和らぎゆったりとした時間を、焚き火と共に過ごしながら心を落ち着かせることができるでしょう。また、普段の生活空間の中に薪ストーブを置くことができるなら、日常の中で火と共にある生活を満喫することができます。火を囲みながらの食事や団らん、火の温もり、薪が燃える際奏でる音など、癒しの時間と空間がそこにはあります。
02
体が本来持っている感覚が蘇る
The senses come back
現代人の日常生活は一見便利なように思えますが、様々なツールや仕組み、守られた環境の中で本来人間が持っている様々な「感じる力」が弱っているように思います。薪で火をつける作業の中で心地よさを感じる、木の温もりを感じる、薪ストーブで調理した料理を味わう…。普段の生活で鈍ってしまった様々な感覚が呼び覚まされます。
03
ありのままの自分でいられる
As is
焚き火や薪ストーブのある場に人が集まり、火を囲みながら団らんしたり、相手の話に耳を傾けたり、炎をじっくり見つめながらゆっくりと時間を過ごしたり。日常の利害関係などから解放され、ありのままの自分でいることができます。
04
自分と向き合う
Face yourself
炎と向き合う時間は、必ずしも癒しや楽しみを求めるためだけではないでしょう。日常生活や仕事での不安、人間関係での悩み、これまでを振り返るなど、揺らぐ炎を見つめながら自分と向き合う人も多いと思います。じっくり自分と向き合える、この時間は貴重なものと言えるでしょう。
05
過去の記憶を呼び覚ます
Wake up memory
薪ストーブを使っていた、かまどで米を炊いていた、薪で湯沸かしをしたなど幼いころに火を焚く生活があった皆さんにとって、炎のある空間は過去の記憶が蘇ることにも繋がります。懐かしい時間を思い出すことは、楽しかった経験を思い返し心に潤いを与えてくれることでしょう。
06
敢えて手間をかける
Take up someone’s time
火をつける作業は、創造的で楽しいものです。焚き火にしろ薪ストーブを使うにしろ、薪の状態など同じことはなく、どうやったら燃えやすくなるかなど工夫するものです。特に、まだ慣れていない場合は、時間はかかるかもしれませんが、集中しながら作業する中で自然と没頭できるので、普段のストレスから解放されることでしょう。
07
一体感が生まれる
A sense of unity
火を囲む空間で時間を共有すると、不思議と腹を割ってつい本音で話してしまうものです。ありのままの自分を気兼ねなく表現し、他者の考えや価値観を否定せずに受け入れる中でお互いの信頼や結束が生まれ、自ずと一体感が醸成されることでしょう。